SEOコンサルの業務範囲とは?具体的な業務と期待できる効果を解説!

SEOコンサルティングの主な業務は、検索順位を上げるための戦略立案・内部対策・コンテンツ改善です。
ただし、ChatGPTやPerplexityなどのAI検索で自社サイトを引用させる対策(LLMO)まで支援範囲に含むかは会社ごとに異なるため、AIの被引用計測を含むかを事前に確かめる必要があります。

SEOコンサルに頼むと何をしてもらえるのか

SEOコンサルティングでは、検索流入や問い合わせを増やすための調査・設計・改善指示から実装支援までを一貫して依頼できます。

外部の専門家に支援を依頼する場合、主に現状の課題分析から改善施策の立案、そして定期的な効果検証までを任せることが可能です。
具体的な業務範囲は以下の項目に分かれます。

キーワード調査と競合サイトの分析

見込み客が検索エンジンでどのような語句を入力しているかを調査し、自社の事業やサービスと親和性の高い対策キーワードを選定します。
あわせて、すでに検索結果の上位に表示されている競合サイトのページ構成や情報量を分析し、自社サイトに不足している要素や差別化できる切り口を洗い出します。

サイトの構造改善と技術的課題の洗い出し

検索エンジンのクローラーがサイト内のページを漏れなく巡回し、内容を正しく理解できるようにするための内部対策を行います。
具体的には、HTMLタグの適切な設定、パンくずリストや内部リンクの整理、ページの表示速度をはじめとする技術的な課題を点検し、修正すべき箇所を特定します。

記事コンテンツの企画・構成案の作成とリライト指針の提示

選定したキーワードや質問の意図に沿って、新規に作成すべき記事のテーマを企画し、見出し構成案を作成します。
また、すでに公開されている既存の記事についても、検索順位や流入状況を分析したうえで、情報の追記や構成の見直しといったリライトの指針を提示します。

月次の効果測定レポートと改善サイクルの運用

施策を実施した後は、検索結果での表示回数や順位の推移を毎月集計し、月次レポートとして報告します。
当初の想定通りに順位が上がっていないページや、さらなる流入が見込める領域を特定し、翌月以降の改善アクションへつなげるサイクルを回していきます。

従来のSEOとAI検索対策(LLMO)は何が違うのか

従来のSEOが検索結果一覧での上位表示を狙うのに対し、AI検索対策はAIの回答文の中に自社の情報を出典として引用させる点が異なります。

近年では、検索窓に単語を並べるだけでなく、ChatGPTやGemini、Perplexityといった対話型AIに直接質問して情報を集める行動が広がっています。
この変化に伴い、対策の評価基準や求められる情報設計も変わってきています。

検索結果の順位と回答内の被引用の評価基準の違い

従来のSEOでは、特定のキーワードで検索した際に自社のページが何位に表示されるかが主な評価軸でした。
一方、AI検索対策(LLMO)では、AIが生成した回答の本文中に自社の社名やサービス名が出たか(言及)、そして回答の根拠を示す出典URLとして自社ドメインのページがリンクされたか(被引用)が評価の基準となります。

当社でも自社サイトを対象に、毎月同じ条件でChatGPT・Gemini・Perplexityなどに質問を投げかけて計測を行っています。
その結果、Google検索で上位に入っていないページであってもAIの回答に出典として引用されるケースが確認されており、検索エンジンの順位とAIの引用状況は一致するとは限りません。
そのため、検索順位とAIでの被引用は別々に計測する必要があります。
どのようなページが引用されやすいかの傾向については、AI検索で引用されやすいページの特徴でも解説しています。

単一キーワードではなく複数条件を組み合わせた質問文への対応

AI検索では、利用者が会話形式で具体的な悩みを投げかける傾向があります。
当社の自社サイト計測においても、「LLMO対策会社 おすすめ」のような抽象的な質問では出典として表示されませんでした。
一方で、「LLMO対策は新規制作と既存サイトの改修のどちらが早いか」「ホームページ制作とLLMO対策を一社に任せたい」のように、複数の条件や状況を組み合わせた具体的な質問では出典に出ることがありました。

このように、AI検索対策では単一のキーワードを盛り込むだけでなく、見込み客が抱える具体的な疑問や条件の組み合わせに対して、明確な答えを用意しておくことが求められます。

サイト内の情報整理とAIが読み取りやすい構造化の重要性

AIがサイト内の情報を正確に読み取り、回答の根拠として採用できるようにするためには、ページ内の表記を統一し、論理的な構造で情報を配置することが重要です。
見出しの直下に結論を配置する、FAQ形式で質問と回答を対にする、構造化データを適切にマークアップするといった設計を行うことで、AIが情報を抽出しやすい状態を整えます。
自社サイトがなかなか引用されない場合の要因については、AI検索で引用されない原因の解説記事もあわせてご覧ください。

一般的なSEOコンサルでAI検索まで見てもらえるか

一般的なSEOコンサルティングの標準プランにAI検索の被引用対策が含まれるかは、会社ごとに異なります。

これから外部の支援会社を探す場合、従来の検索エンジン対策の枠組みだけで契約してしまうと、AI検索での露出状況を把握できないまま進んでしまうおそれがあります。

従来の検索順位計測ツールだけではAIの回答内容を追えない理由

一般的な検索順位の計測ツールは、検索エンジンの検索結果ページにおける順位や表示回数を取得するためのものです。
これらのツールでは、ChatGPTなどのAIがどのような回答を生成し、どのサイトを出典として選んだかまでは把握できません。
AI検索の対策を行うには、見込み客が実際に聞きそうな質問文を設計し、各AIモデルに対して定期的に質問を投げて回答内容と出典URLを記録する独自の計測体制が必要です。

助言やレポート提出のみで終わるプランとサイト改修まで引き受けるプランの差

コンサルティング会社の支援範囲には、分析レポートと改善提案書の提出までを行い、実際のサイト改修や記事作成は発注企業側で行うプランと、サイトの実装作業まで引き受けるプランがあります。
自社内にエンジニアやWeb担当者がいない場合、提案書だけを受け取ってもサイトへの反映が滞ってしまうケースが少なくありません。

Neovision(株式会社Neo Vision)では、SEOとLLMOを切り分けず、同じ「SEO / LLMO 月額支援」として一括で扱っています。
当社が引き受ける業務は、質問の設計と計測(AIの被引用・言及、検索の表示回数と順位、AIクローラーの到達状況)、月次レポートの作成、優先度順の改善提案までを行う「Basic」と、それらに加えて改善の実装と記事制作(月2本)まで行う「Plus」に分かれています。

AI検索対策を依頼する際に確認すべき業務範囲

支援会社へ依頼する際は、AIの被引用計測が業務に含まれているかに加え、サイト改修の進め方を事前にご確認ください。
当社の場合は、Webサイトの運用保守プランと併用してご契約いただいているお客様には、改善内容を当社の手でサイトへ直接反映します。
一方、「SEO / LLMO 月額支援」を単独でご契約いただく場合は、当社にて具体的な改修内容をまとめた「実装仕様書」を作成し、お客様の社内担当者や既存の制作会社がスムーズに実装できるよう調整を行います(単独契約における実装作業そのものはお客様側の作業となります)。

AI検索を見据えた支援の進め方と料金体系

AI検索対策を行う場合、サイトの保守管理とあわせて継続的に計測と改修を回す方法と、AI対策を単独で依頼する方法があります。

自社の社内体制や既存の制作会社との関係性に合わせて、無理のない契約形態を選ぶことが大切です。
ここでは当社の料金体系と支援の進め方を紹介します。

サイト保守とAI検索対策を組み合わせる進め方と単独依頼の違い

当社では「SEO / LLMO 月額支援」と「WordPress運用保守」を提供しており、これらを組み合わせてご依頼いただくことも、SEO / LLMO 月額支援のみを単独でご依頼いただくことも可能です。
併用でも単独でも、SEO / LLMO 月額支援の月額料金は変わりません。
各プランの料金と作業内容は以下の通りです。

SEO / LLMO 月額支援とWordPress運用保守の料金体系
区分 プラン名 月額料金 主な作業内容と成果物
SEO / LLMO 月額支援 Basic 月75,000円 モデル別の被引用計測(毎月)、検索の表示回数・順位・AIクローラー到達の確認、優先度順の改善提案、月次レポート
SEO / LLMO 月額支援 Plus 月150,000円 Basicの内容に加え、改善実装、記事制作(月2本)、月60分のミーティング
WordPress運用保守 Core 月60,000円 単一サイトの更新・監視・バックアップ
WordPress運用保守 Partner 月200,000円 マーケ部署の技術パートナー(Coreの内容に加え、実装のレビューと代行、技術相談の窓口)
WordPress運用保守 Multi 月300,000円 複数サイト・多拠点の一括運用(Partnerの内容に加え、専任担当と月次定例)

なお、各プランの想定工数を超えるご依頼が発生する場合は、作業へ入る前に見積もりをお出しし、ご了承を得てから着手するルールとしています。

外部エンジニアや社内担当者と連携するための実装仕様書の作成

すでに別の制作会社と保守契約を結んでいる場合や、社内にWeb制作の担当部署がある場合は、「SEO / LLMO 月額支援」を単独でご活用いただけます。
Plusプランを単独でご契約いただいた際は、構造化データの記述内容やHTMLの修正箇所を明記した実装仕様書を当社で作成し、お客様側の担当者や制作会社と連携して実装完了までを調整します。
運用保守と併用いただく場合は、仕様書のやり取りの手間を省き、当社が直接サイトへ実装します。

最低契約期間を設けず月単位で進められる契約形態と月次レポートの活用

当社の支援契約は月単位の更新となっており、最低契約期間の縛りや途中解約に伴う違約金はありません。
終了をご希望される月の前月末日までにお申し出いただければ、その月の末日をもって契約を終了できます。
AIの回答傾向は毎月変化するため、毎月の計測結果と報告書をご覧いただいたうえで、支援を続ける価値があるかをお客様ご自身に判断していただきたいと考えているためです。
継続的な計測が求められる背景については、LLMO対策を毎月継続する理由でも詳しく説明しています。

ご契約後の最初の月には、見込み客が実際に聞きそうな購買意図のある質問を用意してAIごとに計測を行います。
一度や二度の試行では結果がぶれるため、十分な母数を確保したうえで、回答の本文に社名が出たか(言及)と、出典URLに自社ドメインが入ったか(被引用)を分けて集計します。
あわせて検索エンジンの表示回数・順位と、AIクローラーの到達状況(robots.txtの設定やCDNの遮断有無など)を確かめ、改善策を優先度順に提示します。

提出する月次レポートには、計測した指標の実数と母数、前回との差、その差が統計的に意味のある変化かどうかの判定、そして次の月で直す項目を優先度順に並べた一覧を掲載します。
データ上、判定できない項目については判定できないと明記し、測っていない項目を推測で埋めることはありません。

発注前に確認すべきチェックリスト

依頼先を選ぶ際は、AI検索での被引用状況を実際に計測できる仕組みがあるかと、改善作業をどこまで代行してくれるかを基準にします。

SEOやAI検索対策の支援会社を比較検討する際は、契約後の認識のずれを防ぐため、以下の項目を事前にご確認ください。

  • AI検索での実際の引用計測データの有無:検索エンジンの順位だけでなく、ChatGPT・Gemini・Perplexityなどでの言及数や被引用数を母数を確保して定点観測する仕組みがあるか。
  • 実績データの開示姿勢と注意書きの有無:過去の事例において、都合の良い数字だけでなく、施策の切り分け状況や外部要因の可能性まで誠実に説明されているか。
  • 提案からサイト改修・保守までの一貫対応:レポートの提出だけで終わらず、実装仕様書の作成や直接のサイト改修、必要に応じたサイトの運用保守まで任せられるか。
  • 契約期間の縛りや違約金の有無:長期の固定契約が条件となっていないか、月次レポートで報告される項目(実数・母数・次回アクション)が明確か。

実際の計測データと事例の確認ポイント

支援会社の実績を確認する際は、どのような施策を行い、どういった条件で計測された数値なのかを見極めることが重要です。
参考として、当社が公開している事例の計測結果を注意書きとあわせて紹介します。

たとえば、BtoB受発注管理SaaSの支援事例では、FAQの構造化、ページ単位のSEOおよびOGP設定、比較検討向けのFAQ追加、タイトルと冒頭文の書き換えなど多数の項目を同時に実施しました。
アクセス解析ツール(GA4)で施策前後の一定期間を比較したところ、AI検索経由(chatgpt.comおよびcopilot.com)の新規ユーザー流入が皆無の状態から複数名の流入へと変化しました。
ただし、これは複数の施策を同時に行った結果であり、どの施策が効いたかは切り分けていません。
また、母数が小さく短期間の比較であるため、他社サイトで同じ実装を行って同じ数値が出るとは限りません。

もうひとつのマーケティング支援会社の事例では、FAQや構造化データ、計測の土台を整えたうえで、ひとつの記事でひとつの問いに答える形式で記事を作成しました。
翌月との比較で検索エンジンでの表示回数は増加したものの、同時期に有料SNS広告を再開していたため、この変化を施策だけの効果とは断定していません。
また、同期間におけるAI回答での出現率は変化が見られませんでした。

このように、検索エンジンの表示回数やAIの引用状況はさまざまな要因が絡み合うため、結果の保証をうたう会社ではなく、事実と課題を正確に切り分けて報告してくれるパートナーを選ぶことが大切です。

当社では、現状の課題を把握するためのAI検索の計測・診断サービスをはじめ、サイトの運用保守からコンテンツ改善までを含めたWebサイト支援サービス一覧をご用意しています。
自社サイトのAI検索での引用状況を知りたい方や、具体的な改善の進め方について相談したい方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

よくある質問

SEOコンサルは記事の作成やサイトの修正作業まで代行してくれますか?

会社やプランによって異なります。
当社の「SEO / LLMO 月額支援」では、Basicプランは計測と優先度順の改善提案までを行い、Plusプランでは改善の実装と記事制作までを引き受けます。
なお、当社の運用保守と併用している場合はサイトへ直接反映し、単独契約の場合は当社が実装仕様書を作成してお客様側の担当者や制作会社の実装作業を調整します。

AI検索対策(LLMO)だけを単独で依頼することはできますか?

可能です。
当社ではSEOとLLMOを分けず「SEO / LLMO 月額支援」として提供しており、Webサイトの運用保守契約がなくても単独でご依頼いただけます。
単独でご契約いただく場合も、保守と併用する場合と月額料金は同じです。

契約期間の縛りや途中解約の違約金はありますか?

当社の支援は月単位の契約となっており、最低契約期間の縛りや違約金はありません。
終了を希望される月の前月末日までにお申し出いただければ、その月の末日で終了となります。
毎月の計測レポートと改善提案をご覧いただき、継続するかどうかをご判断いただけます。

対策を始めてからどれくらいの期間で変化が分かりますか?

サイトの現状や競合状況によって異なるため、一律の期間をお約束することはできません。
当社の過去の事例では、施策前後の短期間の比較でAI検索経由の流入が確認されたケースがある一方、検索表示回数は増えてもAI回答での出現率には変化が見られなかったケースもあります。
そのため、毎月同じ条件で計測を続け、統計的に意味のある変化が出ているかを確認しながら改善を重ねていきます。

この記事の執筆・運営

株式会社Neo Vision (ブランド名: Neovision / 東京都中央区銀座) が運営しています。
本記事は、検索エンジンと AI 各社の公開ドキュメントと、自社の Web 制作・LLMO 実装の経験に基づいています。
数値の書き方と、誤りが判明したときの直し方は訂正ポリシーに定めています。

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